結婚を約束していた人と連絡が取れなくなった、といって当探偵事務所にご相談に来られる方がいらっしゃいます。あるいは、プロポーズをされたものの、相手の素性が不安で調査をしてほしいと婚前調査を依頼する方も最近では多くなりました。
万が一結婚詐欺に遭っていたとしたらと考えると夜も眠れないでしょう。まずは、どんな手口があるのかを知り、あなたが結婚詐欺の被害に遭わないようにすることが大切です。
今回の記事では、結婚詐欺の手口、見分ける方法、対策についてを詳しく解説していきたいと思います。
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結婚詐欺師の特徴と見分け方
さっそく結婚詐欺でありがちなことを詳しく見ていきましょう。当てはまる場合は、結婚詐欺の可能性が高いので注意してください。
男性詐欺師の場合は資産家を装う
結婚詐欺師の目的は言うまでもなく「お金」です。お金を相手から巻き上げるためにはお金に困っていないことを装うために、高級車に乗ったりブランド品を身に着けたりして相手に安心感を与えるのです。そしていつの日か「トラブルが発生してしまった！」といってお金を搾取しに来るというわけです。このようにして男性の結婚詐欺師は資産家を装うのです。
女性詐欺師の場合はSEXはさせない
女性詐欺師の特徴は健気で家庭的な印象を与えるのが特徴です。そして必ずと言っていいほど家庭環境が悪く、不幸な人生を歩んできたと話します。しかしどんなに距離感が近づいても肉体関係にはなりにくい傾向にあります。
結婚話が出ても家族や友人に紹介しない
結婚詐欺師は、自分の家族や友人を絶対に紹介しません。一般的に、結婚話が出ているのなら、自分の家族や友人に積極的に紹介するものです。しかし、何度こちらから両親に挨拶したい、友人や知人たちに会わせてほしいと言っても、話をはぐらかされてしまいます。今度必ず会わせると言いながら、一向に機会を作ろうとしないのが、結婚詐欺師の特徴です。
写真を撮らせない
結婚詐欺は写真を撮りたがらないです。結婚を考えている相手ならなおさら、写真を撮っても問題はないはず。しかし、結婚詐欺師は交際していた証拠をとられることを嫌います。顔写真が残っていれば簡単に身元が割れてしまうからです。写真をとられることを極端に嫌う相手は、結婚詐欺師である可能性が高いといえます。
お金のやり取りで振り込みを嫌がる
結婚詐欺師は、振り込みを嫌います。口座情報から身元が判明し、詐欺の証拠が残ってしまうからです。どんなに大金でも、現金での手渡しを要求してくるはずです。
口座情報を教えずに現金を要求しくるようであれば、詐欺師の可能性がかなり高いといえるでしょう。
結婚詐欺師が絶対に拒否する6つのこと
「証拠を残したくない」「素性を明かしたくない」というのが結婚詐欺師の考え。この特徴を踏まえて質問をすることで、怪しいかどうかをある程度判断できます。
6つの例をご紹介していきましょう。
一緒に写真を撮ること
先程も説明しましたが、結婚詐欺師は顔写真を撮らせません。結婚詐欺の証拠として残ってしまうからです。そして、昨今ではSNSで情報があっという間に拡散します。次の結婚詐欺を行う時に顔写真付きで詐欺師であることが広まると都合が悪いのです。
恋人同士なのに一緒に写真を撮ることを嫌がることの多い場合、もしかすると結婚詐欺師かもしれません。少し疑ってみたほうがよいかもしれません。
家族に会わせること
詐欺師にとって、自分の家族の情報は隠したい情報です。家族経由で自分の素性がバレてしまうからです。
詐欺師の多くは、家族の話をすると「もう他界して」「蒸発してしまって」「介護施設に引き取られていて」などとはぐらかすでしょう。こちらが家族を紹介しているのにも関わらず相手が紹介してくれない場合は、もしかすると結婚詐欺かもしれません。
自宅を教えること
結婚詐欺師の多くは、前述のように資産家を装います。
高級マンションの近くで自宅であることを伝え、もしくは外観写真をみせるなどしますが、決して自宅には入らせてもらえないでしょう。自宅がそこにはないからです。
相手が車を持っている場合、タイミングを見てダッシュボードにある車検証で「所有者」「使用者」欄をチェックしてみましょう。車は本当に本人のものでしょうか？ また念のため車のナンバーも写真に撮っておけば、相手と連絡が取れなくなっても、足取りをつかむことができる可能性があります。
会社名を教えること
相手が教えてくれた会社名をウェブサイトで検索し、実在する会社なのかどうかを調べます。
ただ、相手もプロですから、実在しない会社を伝えるほど馬鹿ではありません。
おそらく以下の２つのどちらかで騙そうとしていると考えられます。
- 実在する会社名を使って名刺を偽造
- 会社も実在し名刺も本物だが、詐欺師が別の他人になりすましている
会社が実在する場合には、代表番号に連絡して取引先を装い電話を替わってもらうよう伝えてみると良いでしょう。詐欺を疑っていると思われないように（逃げられないように）、男性の友人に頼むなどして気づかれないようにチェックしてみることをおすすめします。
身分証を見せること
免許証やパスポートなどの公的機関の発行した写真付きの身分証は、偽名を使っている詐欺師は絶対に見せないでしょう。
結婚詐欺に遭いやすい人の特徴とは？
それでは、どんな人がターゲットになりやすいのでしょうか？
詐欺にかかりやすい項目を紹介していきますので、自分が当てはまっていないかどうかチェックしてみましょう。多く当てはまる人ほど、より結婚詐欺を警戒したほうがよさそうです。
医師などの年収や地位が高い人
収入が多い人は、詐欺師にとって引き出せる金額が多い相手。恰好のターゲットです。
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また、ある程度の地位がある人は、何かトラブルがあっても「弱みを見せたくない」という気持ちが出てしまい、周囲へと相談しづらくなってしまいます。
実際に被害にあっても立場があるため告訴しにくく、泣き寝入りせざるをえない状態になってしまうのです。
詐欺師はそんな背景をわかって近づいてきます。
人見知りで内気な人
日頃から特に交友関係がなく、社交的ではない人は、一度相手に心を許すと、疑うことなく信じてしまう傾向にあります。
特に相談できる相手がまわりにいない場合、のめりこんでしまうかもしれません。
堅実でしっかりとした人
結婚詐欺師は言うまでもなく、お金を持っていそうなタイプの人をターゲットにします。医者や公務員、上場企業などしっかりとしたところで勤めている堅実な人をターゲットにします。
またこういったタイプの人は、優しくされた人には恩返しをしなくては、という気持ちが働き、人助けのためなら、といってお金を渡してしまうこともあるので注意が必要です。
人からの頼み事を断れない人
状況に流されやすく、普段から仕事を押しつけられている人は、相手に強気で言われると、迷いながらも従ってしまいがちです。なかなかお願い事を断れない人は気をつけたほうが良いでしょう。
あまり異性と付き合ったことがない人
異性との交際経験が少ない方も結婚詐欺師に騙されやすいタイプと言えます。詐欺師は交際経験が少ないと分かって接してきます。どのような事をされたら喜ぶのかを知り尽くしているので、すべての振る舞いが素敵に思えてきて舞い上がってしまうのです。
最終的にはこの人が運命の人だったんだ！とどんどんのめり込んでいきます。ここまでいくとなかなか洗脳を解くことが難しくなってきます。被害が少ないことを願うばかりです。
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友人から相談されたりすることが多いお人好し
詐欺師は直接お金を貸して欲しいとは言いません。困ったていることを間接的に伝えてきます。
あなたが「私が何とかするよ！」と言ってくるのをあの手この手を仕掛けてくるのです。困っている人の力になりたい、という優しい心を持った包容力のある人は、このような手口に騙されてしまいやすいのです。
結婚詐欺事件の報道事例
世間では結婚詐欺はたくさん横行しています。具体的な事例をご紹介します。
厚生労働省職員を装って結婚する意思がないのに交際し、現金をだまし取ったとして、埼玉県警所沢署は１２日、詐欺の疑いで、横浜市神奈川区の派遣社員、田中裕文容疑者（５６）を逮捕した。「（金は）返すつもりだった」と否認している。
逮捕容疑は平成２９年１０月～１１月、結婚する意思がないのに厚労省職員とかたり４０代の女性と交際を続け、好意に乗じて計７回にわたり現金１２０万円をだまし取ったとしている。署によると、同年９月に婚活パーティで知り合い、結婚を前提にした交際を始めたという。田中容疑者は交際中、「空き巣に入られて生活費がない」「韓国で入院した」などと嘘を言って現金を繰り返し要求していた。
女性が昨年６月、不審に思って所沢署に相談。「結婚を前提に交際する相手にお金を貸したが、返してくれない」「偽名を使われ、“死んだふり”をされている」などと被害を訴えていた。
引用元：産経新聞ニュース
北海道警帯広署は知人男性から現金１千万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで幕別町本町、無職の女（４１）と夫の自称自営業の男（３９）を逮捕した。
逮捕容疑は、同町の農業男性（５５）に対し、女の父親が事業で失敗したと嘘を伝え３月、１千万円を秀信容疑者の口座に振り込ませた疑い。
同署によると、容疑者の女が結婚をほのめかして男性に近づき、父親に成り済ました秀信容疑者が自宅を売れば借金を返済できるなどとメールを送っていた。
引用元：産経ニュース
交際相手に結婚をにおわせ、現金約２００万円を詐取したとして、兵庫県警生田署は１９日、詐欺容疑で神奈川県伊勢原市、アルバイトの男（４８）を逮捕した。「だまし取った金は借金返済に充てた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は平成２４年９月、当時兵庫県内に住んでいた３０代女性に「将来結婚したときのために資金をためよう」と持ちかけ、金融機関の口座に約２００万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。
引用元：産経WEST
人を何だと思っているのでしょうか・・本当に許せませんね。
5．結婚詐欺の被害を防ぐ方法は？
結婚詐欺の被害を防ぐ方法を詳しく見ていきましょう。
絶対にお金を渡さない
結婚詐欺の目的は「お金」です。コレ以外はありません。あの手この手をつくしてお金が必要であることを巧妙に伝えてきます。はじめは数万円だったものが、回数が増えていき一回の要求額も増え、気がついたら取り返しのつかないくらい大金になっていたというケースが非常に多いのです。そうなる前に、はじめからどんな理由でもお金は貸さないというルールを自分の中で作っておくことが重要です。
相手の身元を確認する
結婚詐欺の疑いがあるときは、相手の身元を確認してみることが大切です。たとえば、運転免許証などの身分証を見せてほしいと頼んだり、勤務先に確認してみたりするといいでしょう。運転免許証を見れば、名前・住所がすぐに分かります。また、結婚詐欺師は勤務先もデタラメなところを教えるので、確認すれば一発で判明するでしょう。
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友人や知人・家族を紹介する
自分の友人や知人・家族を紹介してみるのもいいでしょう。結婚詐欺師にとって、ターゲット以外の人物に接触するのは、とても危険なことです。早い段階で身内の人物を紹介しておけば、深入りしてくることはありません。結婚詐欺であれば、紹介した途端に距離を置かれることになるでしょう。
結婚詐欺の話題を振ってみる
結婚詐欺の話題を振ってみるのもいい方法です。相手をだまそうとしているときに結婚詐欺の話題を振られると、手を出しにくくなります。ただし、相手によっては逆切れすることもあるので、あくまでも会話の流れとして自然に話すことが大切です。結婚詐欺の話をして相手の態度がそっけなくなったり連絡が途絶えたりしたら、結婚詐欺師と思って間違いありません。
親戚に警察官や弁護士がいると言ってみる
親戚に警察官や弁護士がいると言ってみましょう。結婚詐欺なら厄介なことは避けたいので、疎遠になるはずです。結婚詐欺師は、法的な知識や後ろ盾がない相手をターゲットにします。しかし、警察官や弁護士が身近にいるのでは、思うようにだますことができないため困るのです。
結婚詐欺かも？と感じたらやるべきこと
結婚詐欺かもしれない、と思った時まずやっておくべきことについて解説します。
相手の身元を調べる
おそらくほとんどの方は相手のはっきりとした自宅や住所、勤務先を知らないはずです。知っていたとしても相手から伝えられた情報である場合が多いですが、ほとんどが嘘の情報です。まずは相手が何ものなのか？しっかりと調べる必要があります。
そのためにも、信頼できる探偵事務所に依頼して、調査を進めましょう。探偵事務所では、身元調査・素行調査・聞き込み調査など、あらゆる方法を使って結婚詐欺の証拠をつかんでくれることでしょう。なお、当アナザースカイ探偵社でも、結婚詐欺調査のご依頼をお受けしています。まずは、お気軽にご相談ください。
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被害状況を確認する
最初に、冷静になって被害状況を確認しましょう。以下のポイントを参考に、いつどんな被害に遭ったか書き出してください。
- 相手に直接お金を渡した
- 物品の購入費用など支払いの肩代わりをした
また、相手との結婚を意識した言動なども書き出してください。単なる詐欺ではなく、結婚詐欺であることを証明するカギになります。
弁護士や警察に相談する
結婚詐欺の証拠をつかんだら、弁護士や警察に相談しましょう。相手に謝罪と慰謝料の請求をしたいときは、弁護士に相談してください。法的な手続きなどの代理申請も依頼できて便利です。また、相手に深いダメージを与えることができるでしょう。さらに、警察に被害届を出すことも大切です。きちんとした証拠があり、被害届を出すことで警察が動いてくれます。結婚詐欺は立派な犯罪ですから、法的な制裁を受けてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、結婚詐欺の見分け方について詳しく解説してきました。
結婚しようと真剣に考えていたのに、相手が詐欺師だったとしたら・・・
金銭的な損害はさることながら、心に受けるダメージは計り知れません。まずは、信頼できる探偵事務所に調査を依頼してみましょう。相手が詐欺師なのかどうかをしっかりとご自身の目で確かめることで、新たな人生を踏み出せるはずです。勇気を振り絞って新しい人生の一歩を踏み出してみませんか。
アナザースカイ探偵社は他社の半額近い料金で調査が可能です。経費すべて込みとなっており追加料金一切かかりません。即日調査も実施しているので、今すぐ調査してほしい！という方にはぴったりです。弁護士や心理カウンセラーの紹介も料金に含まれていますのでまずは無料相談をご利用ください。
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