当社には日々たくさんの浮気調査に関するご相談がありますが、
- 「浮気調査報告書」とはどのような内容なのですか?
- 離婚調停裁判で証拠として使えますか?
といった質問を受けることがあります。
そこで今回の記事では、探偵の浮気調査報告書とはどんなものなのか?どのような調査報告書の確認すべきチェックポイントについてご紹介したいと思います。また、探偵社の中には残念ながら悪徳探偵社がまだまだ横行しています。このような悪徳探偵社に騙されてしまわないよう、探偵社の見分け方について徹底的に解説していきたいと思います。
探偵の調査報告書とは?
探偵が作成する調査報告書とは、どのようなものなのでしょうか?
浮気調査の結果、クロであれば離婚調停に持ち込みたい。その際の証拠資料としてつかえるのか?といった点についてもみていきましょう。
調査報告書の概要
調査報告書には以下のような項目が含まれます。
- 調査対象者氏名
- 調査対象者住所
- 調査期間
- 調査時間
- 調査目的
- 調査方法
- 調査内容・証拠をつかんだときの記述
- 調査場所・証拠現場の撮影画像
- 調査で判明した事項
探偵の浮気調査報告書は裁判の証拠資料として採用されるのか?というご質問を受けますが、「もちろんです。裁判の証拠資料として採用されなければ調査法報告書として意味がありませんのでご安心ください」と回答させていただいております。
離婚調停や慰謝料請求や裁判などの訴訟を起こす場合は、浮気の証拠が必要となります。客観性のある報告書を入手できれば有利に進めることができます。
探偵業務は、公安委員会への事前登録と審査が必要で、厳しい条件をクリアしていなければできません。そのため、探偵業者が提出した報告書は、法的な行動を起こすときに重要な意味を持つのです。探偵の報告書は、信頼性・重要性ともに高いと言えるでしょう。
しかし残念ながら中には悪徳探偵社が存在するのも事実です。時系列的にもおかしな報告書で裁判の証拠として採用されなかった事例もあるようです。
調査したといって、1回撮影した画像を使いまわしたり、撮影だけのために張り込み尾行をし、撮影したら終わり!という業者も山ほどあります。
このような悪徳業者の見分け方については、このあと徹底的に解説させていただきます。
良い調査報告書を見分けるポイント
裁判で証拠採用されないような調査報告書は問題外ですが、報告書にも良しあしがあります。
どのような報告書が良いとされているのか見ていきましょう。
- 調査対象者、日時、場所、担当者など必要な情報が網羅されている
- 調査対象者の顔面がはっきりと撮影されている
- いつどこでどんな行動をとったのかが明確に文章として記載されている。
- 事例列で報告書が記載されている
- 最終的な結果がわかりやすくまとめられている
悪質な探偵社やスキルのないアルバイトを調査員として利用している場合には、撮影した画像が遠くからで本人かどうか分かりにくい場合があります。
時系列で、いつどこで何をしてどうなったのか?がスッと頭に入ってくるような調査報告書でないと良質な報告書とは言えません。
画質が悪かったり、本人かどうか分からない後ろ姿のみの画像の場合には裁判の証拠として採用されるには難しい報告書となるでしょう。
調査スキルが高いと良質な調査報告書ができる
尾行しながら調査対象者にバレないよう顔面を撮影するのは、相当なスキルが必要です。
大手探偵社のように1日数時間研修しただけのアルバイト調査員では、顔面を撮影するのは難しいでしょう。できたとしても尾行していることがバレてしまうのがオチです。それほどに尾行、撮影には熟練したスキルが必要なのです。
調査報告書は探偵調査員の技術の結晶です。調査報告書を見れば調査員のスキルが見て取れるように分かります。
一方、調査報告書を提供してくれない、または調査報告書作成に数十万円の費用を請求された!などひどい事例も多くあるようです。
残念ながら、悪質な探偵業者は依然として存在しています。
探偵業者とのトラブルとしてどのような事例があるのか見ていきましょう。
探偵によるトラブル事例
探偵に依頼したものの調査は失敗、お金だけ取られた!または調査報告書を作成するために数十万円を要求された、そもそも報告書を作ってくれない!といったトラブルは後を絶ちません。実際にどのようなトラブルがあるのか、実例を見ていきましょう。
Yahoo知恵袋に寄せられたトラブル例
探偵を雇って調べものをしたが調査報告書を作って貰うのに50万かかるといわれ、調査報告を口頭で聞いてきた。
そんなことってある?
口頭で聞いたのみで写真や書類は一切なし。
本当にあり得るのでしょうか?引用:Yahoo知恵袋
■アナザースカイ探偵社調査員からのコメント
報告書作成に50万円というのは異常です。
通常、契約書を交わすときに報告書作成などに関してしっかりとお伝えしなけらばなりません。
別途料金が必要な場合にはその旨記載があるはずです。
別途料金にしている探偵社はあまり優良な探偵社とは言えませんが、発生しても数万円が限度とみておいて良いでしょう。
探偵会社が「報告書」を渡してくれません。
先日配偶者の不貞行為につき、探偵会社に依頼したのですが、しっかりと調査をお終えた後に「では報告書をいただけませんか?」と言ったら、「報告書は渡せません。口頭で説明するだけしかできません」と言われました。
こんなことって納得いきません。口頭だったらいくらでもいえるじゃないですか!!
嘘だって言えますよね。引用:Yahoo知恵袋
■アナザースカイ探偵社調査員からのコメント
残念ながら探偵業界によくありがちな事例です。
実際にはろくに調査をしていないのでしょう。依頼者様の弱い立場を利用してお金を搾取する悪徳探偵社が後を絶ちません。
探偵に支払った調査料金の1部を返してもらうことができますか?調査はほぼ終わっています。調査中からその探偵に不信を持っていましたが、報告書を見て調査をほとんどしていないんじゃないかと感じました。
夫が浮気をしているみたいで、真実が知りたくある探偵に浮気調査を依頼しました。
最初、298000円のパック料金(20時間、経費込み)がお得という事で、それを依頼しました。
地方へ出張の夫を尾行してもらい、結果は浮気相手と接触しませんでしたがそれはそれで仕方が無いことだと思ってました。
その後、既にパック料金を超過しているので調査を続行させるのであれば更に298000円が必要と言われ、その時点での報告書を私から要求しましたが、調査が終了してからトータルの報告をするとの返事でした。
最初に払った料金の内訳、何時間調査をしたのか、どういう調査をしたのかが知りたかったのですが、夫の事で気が焦り追加の料金を支払ってしまいました。その後、なんだかんだと夫を尾行し見失ったり、調査の日私がいない隙に夫が浮気相手を自宅にあげていたにもかかわらず自宅前に調査員が張込みしてたのに浮気相手の出入りに気付かなかったり・・・
自宅は見通しのよいところなのに本当に張込みしてたのか疑いました。
あと数時間調査時間が残っていましたが、報告書を欲しいと言ってもなかなかだしてくれずようやく届いた報告書には自宅で張込みをしていた時間と「動きなし」と文章が2~3行書いてあるおそまつなものでした。私が思うに、たとえ動きがなくても調査をしていたという証拠、例えばその日時が入った写真の添付をするべきでは!?と思うのですが。
5日調査したうちの本当に調査したのはおそらく1.5日と思います。引用:Yahoo知恵袋
■アナザースカイ探偵社調査員からのコメント
このような事例がもっとも多いかもしれません。一日数分撮影のためだけにスタンバイし、撮影が終わったらほとんど調査はせずに適当に調査報告書を書いて終わり。お金をもらったら何もしないのが悪質探偵社の特徴。同じ業界の人間として許せません。
<参考記事>
探偵の浮気調査の料金相場と探偵社の選び方
国民生活センターへ相談があった探偵トラブル事例
<申請人の主張>
平成 24 年 5 月頃、ある人物の所在調査をしてもらうため、相手方に調査料金 52 万 5,000 円 を支払い、調査を依頼した。 後日、相手方から、所在が判明したが、詳しい所在を教えるためには成功報酬として 26 万 2,500 円を支払う必要があると言われたので、言われたとおりに支払った。しかし、その後、 相手方から出された調査結果報告書を弁護士に見せたところ、不十分な報告書と言われたので、 相手方に再調査を求めた。相手方からは当該人物が住んでいるとされる家の写真を送ってきた。 そこで自ら現地を訪れたが、その場所には住んでいなかった。 相手方の調査結果には納得できない。相手方に支払った全額を返金してほしい。<相手方の対応>
和解の仲介手続に応じる。 成功報酬である 26 万 2,500 円については返金する意思はあるが、着手金である 52 万 5,000 円については、返金できない。
■アナザースカイ探偵社調査員からのコメント
いい加減な調査をする探偵社がいかに多いか伺えます。契約前に成功報酬の事項の記載があるかしっかり確認すべきです。
いかがでしたでしょうか?
いかにひどい探偵業者が多いかお判りいただけたでしょうか。
やはり信頼できる大手探偵業者や完全成功報酬とうたっている業者を選ぶべきなのでしょうか?
答えはNOです。
大手探偵社だから信頼できる?
商品を購入したり、サービスを利用する場合には、しっかりとした信用のある会社を利用したいと考えるものです。たしかに住宅や車や電化製品を選ぶ時にはメーカーのイメージは重要視されます。
しかし探偵社の場合はどうでしょうか?
探偵社を利用した人は、利用した事実を周りに知られたくない為、自ら伝えようとしません。
探偵業の場合には、サービスの評価・評判というものが表にでてきにくく、良い評判も悪い評判も目立ちにくい業界なのです。だからこそ悪徳な探偵社が後を絶たないのでしょう。
当探偵社には、大手探偵社で大金を支払ったにもかかわらず調査がうまく行かなかった、という方が多く相談に訪れます。大手だから信頼できる、安心して調査依頼できるとは口が裂けても言えません。同じ業界だからこそ知り得る裏事情があるためです。順番に解説していきます。
探偵の口コミサイトやランキングサイトは鵜呑みにしない!
あまり知られていませんが、口コミサイトやランキングサイトは、アフィリエイト広告といって、大手探偵社から広告費をもらって運営しているサイトがほぼ100%なのです。記事の途中に大手探偵社のバナー広告を掲載したり、最後の方にランキングを掲載しているサイトはほぼ間違いなく大手探偵社からの広告収入を得て運営されています。
その口コミサイトやランキングサイトから、大手探偵社に面談の予約が入れば数万円という紹介料が入る仕組みになっているのです。
以下の画面は、広告を掲載してくれる人を募集するサイトで、広告主とブログ運営者等をマッチングしてくれるサービスの画面です。
「新規WEB問い合わせ13000円」「新規面談30000円」となっています。
こちらのサイトに広告を募集している探偵社は、誰もが耳にしたことのある大手探偵社ばかりです。
口コミサイトやランキングサイトから、問い合わせが1本あるだけで、そのサイトの運営者には13000円の広告収入が入るのです。
そしてさらに面談の予約が入れば30000円の紹介料が入るのです。
口コミサイトやランキングサイトがちゃんと正当に評価をしてランキングを行っていると思いますか?
もし私なら、広告収入が一番多い大手探偵社をランキング1位にするでしょう。
そもそも何をもって評価するのでしょうか?疑問が残ります。
ランキングサイト上位だからといって、評価を鵜呑みにするのは危険です。
大手探偵社は下請けの探偵社に仕事を流す
大手探偵社は自分達でも調査員を抱え調査をしますが、それほど人員を抱えていないため調査員が不足しているのが現状です。そうなると、下請けとして中小探偵社に仕事を流す場合が多いのです。
大手探偵社に依頼しているのに、実際に調査をしているのは中小探偵社の調査員なのです。中小探偵社の調査員だからといって調査のレベルが下る訳ではありません。
しかし問題は、悪徳な探偵社だと調査員の人数を5名と言っておきながら、中小探偵社に2名として仕事を流すという場合がよくあるということです。実際に何人配置しているのかは、依頼人からは確認するのは困難です。
この場合、いくらスキルの高い調査員でも調査に失敗してしまう確率が高くなりますし、実際に多くのトラブル事例を多く耳にしてきました。
大手探偵社だからといって、しっかりと調査をしてくれるとは限らないのです。また、しっかり調査していることを客観的に評価する術がないのが現状なのです。
大手探偵社の調査料金は1日30万〜?
大手探偵社のホームページをみると、1時間3500円〜とか、証拠が取れなかったら0円などと格安な料金をうたっています。しかし実際はどうなのでしょうか?
大手探偵社の特徴としては、電話の問い合わせでは絶対に料金を口にしません。面談の予約を勧めてきます。面談に行き話をすると初めて見積り金額が提示されます。おおよそ1日30万円〜という見積もり金が提示されるでしょう。
なぜこんなに高いのでしょうか?
前述のように、広告費に莫大な予算を投下しています。多い会社となると月に1000万円近くの広告費をかけている探偵社もあるようです。
この広告費は依頼人から請求する調査費用から回収されます。
このような理由で大手探偵社の調査費用は高額になります。しかし実際に調査するのは中小の探偵社の調査員が格安で調査するケースが多いのです。
探偵の調査料金の相場については以下の記事が参考になります。是非チェックしてみてください。
<参考サイト>
探偵の浮気調査の料金相場と探偵社の選び方
大手探偵社の見分け方
大手探偵社が信頼できないというわけでは決してありませんが、先述のように広告費を膨大にかけているためどうしても調査料金が高額にならざるを得ません。おすすめは、お住まいの地元の複数の探偵社に見積もりを依頼することです。
大手探偵社は各都道府県にも営業所を開設していますので、ここでは大手探偵社かどうかの見分け方を説明します。
まずキーワードを検索して1ページ目の上段のスポンサードサーチに出てくる業者・団体はリスティング広告と言って、広告費を高いところでで月に1000万円近くも使っています。
その広告費のを調査費用に上乗せしているので、料金も高い大手探偵社と言えます。
いくつかキーワードを入れて検索すると、上段を独占している会社は、ほとんど一緒なので、解りやすいと思います。
上記の画面は、Googleで「探偵」と入力して検索した結果です。こちらに表示されている探偵社は月に相当な広告費をかけている探偵社です。
また、大手探偵社の特徴としては、次のようなものがあげられます。
- ホームページに記載されている料金が安すぎる(成功報酬0円や1時間3000円など)
- 有名人を広告塔に採用している
- 電話では一切調査料金を教えてくれない
- 面談の予約を勧めてくる
こういった特徴のある探偵社は大手探偵社の可能性が高く、1日の調査料金が30万円以上となるケースがほとんどです。
良心的な探偵社の見分け方
大手探偵社について書いてきましたが、大手だから良くないというわけではありません。しっかりと調査をし、きっちり裁判で証拠として使える報告書を作成してくれる探偵社も少なからずあります。
ただ、そうでないリスクもあることと、調査料金が中小の良心的な探偵社とくらべると2倍以上となることが多いのです。
ここでは、同業の探偵社として良心的な探偵社の見分け方についてお伝えしたいと思います。
街頭広告や雑誌等で、あまり宣伝していない
弁護士の先生や口コミからの紹介が多く、広告に頼らなくても信頼で仕事が成り立っている探偵社は、広告はほとんど利用しません。
料金表がHPに記載されている
当たり前のことですが、HPにわかりやすく料金が記載されているかどうか確認しましょう。ここでのポイントは、大手のように安すぎないかどうかです。成功報酬で証拠がとれなかったら0円とうたっている探偵社は注意しましょう。
電話で詳しく話を聞いてくれて料金を教えてくれる
大手と正反対で、電話でしっかりと相談に乗ってくれます。また料金を教えてくれます。もちろん概算での見積もりとなりますが。大手探偵社は絶対に料金は教えないように教育されていて、面談の予約を入れさせようとします。
しつこく調査を勧めない
大手探偵社の場合はしきりに面談の予約を勧めますが、良心的な探偵社は相談にのってくれるだけでしつこい営業はしてこない傾向にあります。
地元近くで、電話で親身に相談に乗ってくれる探偵社に複数連絡し、見積もりをとってもらうと、相性の合う探偵社が必ず見つかるはずです。ご参考になれば幸いです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では「探偵の浮気調査報告書はどんなもの?悪徳探偵社の見分け方」についてあれこれ解説してきましたが、当然ながら大手探偵社でも中小探偵社でもしっかり調査してくれる信頼のできる探偵社はたくさんあります。
しかし、調査料金は、広告費用などの事情でどうしても大手探偵社は高額になってしまうのです。大手だからといって調査が失敗しないとも限りません。
調査料金があまり用意できない場合には、地元で電話応対の良い中小探偵社から選ぶ事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、良心的な探偵の選び方について解説してまいりました。
調査報告書は、裁判で勝利するための証拠として非常に重要な書類です。
まずは証拠として採用されるための条件をクリアしていないといけません。
しかし悪徳探偵社となると報告書の質はおろか、報告書を提示してくれないこともあります。
費用も良心的で質の高い調査報告書を作成してくれる技術力のある探偵社を選ぶためには、複数社から見積をとって比較し、しっかりと契約書の中身を確認するとよいでしょう。またご自身で行動パターンを調査しておくことで、調査料金をかなりお安く抑えることができます。あなたの第二の人生をより良いものにするために、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
<参考記事>
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【全国対応】浮気の兆候がある場合はアナザースカイ探偵社へ
アナザースカイ探偵社のお客様は、他の探偵社で依頼して失敗したか、高額なお見積り金額に躊躇され連絡をくださった方がほとんどです。
当探偵社は、弁護士やカウンセラーをはじめとした各種スペシャリストと提携し、あなたが幸せになれるよう愛をもって最善を尽くします。
他社での調査結果や見積もり・請求金額に、満足できなかった方は今すぐご連絡ください。
貴方が幸せになれる方法を一緒に考えましょう。
不倫・浮気調査・婚前調査・国際結婚・身辺・人探し・盗聴器・いたずら・嫌がらせなどの調査、ストーカー対策など。
プロの探偵にお任せください。
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